自然治癒力 - 薬草のちから
先日高校時代の旧友と久しぶりに話す機会がありました。
現在彼女は、岐阜県の飛騨市にて、薬草を広めるプロジェクトに携わっているそうです。
森林の面積が9割を占めるという大自然に囲まれた飛騨市。コンクリートジャングルNYCで生活をする中、昨今自然との調和の大切さを実感していたので、いろいろと話を聞かせてもらいました。
飛騨市は、なんと250種類の薬草が生息する薬草の宝庫。
彼女は「飛騨市薬草ビレッジ構想プロジェクト」の一員として、行政と手を合わせて薬草の普及に取り組んでいるそうです。またこのプロジェクトはその地域の特徴を生かして人々を集客し街を活性化させるというまちおこしの一環でもあるそうです。
東京で仕事をしていた際に体調を壊してしまった時に出会った飛騨の薬草。もともとフラワーアレンジメントをフランスで学び自然や植物とも近かった彼女ですが、とにかくまずは飛騨市に出向いて薬草のことを知りたい!という思いと身一つで、飛騨に行ったそうです。そこでご縁があり、トントン拍子でこの薬草プロジェクトに携わることになったとのこと。
大自然の中で薬草のことを勉強しながら、そこに暮らす人々、プロジェクトに携わる人々と日々の生活を通して想いや経験を共有し、そういった生活の中に毎日幸せを見いだしているそうです。
想いを行動にする、そこで縁のあったものと生きる、その彼女の生き方にすごく心を動かされました。
NYという大都会の社会というレーベルの中で生きていくことに疑問を感じ、でもそれなりに楽しく時がすぎていっていたのですが、今回のコロナ禍をきっかけに本当に大切なものに気づき始めた気がしています。
本来人間もこの地球から生まれたもの。また日々食物を食べ、水を飲み、空気をすって、太陽の光を浴びて生きている。いわば地球の恩恵をうけて私たちは生かされています。こんな時代だからこそ、改めて自然の中に身を置き生活をすることで、私たちの体と心が本来の健康な状態を取り戻せるのかもしれません。
皆さんも機会があれば、是非飛騨市を訪れてみてください!
こちらのお洒落なウェブサイトから情報を得ることができます。お料理にしたり、お茶にしたり、お風呂にいれたりといろいろな形で薬草を体験・学ぶことができるそうです。
私もインドの伝統医学アーユルヴェーダについても少し自己流で勉強をしているのですが、生まれ育った日本の土地に生息している薬草についても、もっと深く知っていきたいと思っています。
遠く離れていても刺激をもらったり、いろいろな想いを共有できる友情に感謝です。
今日はこの辺りで。